すべては引力のなかで
昨日の夜、36時間ぶりに横になる
その前の晩は仕事が終わらなくて帰れず、椅子にもたれて仮眠をとった程度
シャワーを浴び畳の上に横になってから、気を失うまでに時間はかからなかった
無意識のうち、寝返りでもうったのだろうか
目覚めたとき、うつぶせになっていた
そのときにふと感じた重力
なんだろう、この感覚
床に寝ころぶというよりも、床に吸い付いているような
まるで全身の疲労を、その重力がぼくの身体からすべて引きはがしてくれているような
その重力がぼくの中の淀みのすべてを引き受けてくれているような。
目覚めたときにはその重力に抗うことができず、意識はあるものの身動きができない
ぼくの中にあったものを引き渡したその代償か
諦めてもう一度目をとじる その重みの中へとふたたび身をしずめる
こんどは身体を動かすことが出来る 身体を起こすことが出来る
気のせいかも知れないが、ずいぶんと身体が軽くなったようだ
昨日まで感じていた疲労感など、微塵も身体には残っていない
無意識の意識
生きているとつい、起きている時間―意識のある時間―ばかりに目がいってしまう
たしかにいろいろな活動が出来るその表の時間は、すべての活動を休止する裏の時間に支えられている
重力に身をあずける時間
睡眠とはただ寝れば良いというものではなく、
重力に逆らうことなく、それにすべてを任せて、そのなかへとしずむことなのかもしれない
ゆっくり、ゆっくりと
さすれば、かれがあなたの中にたまった毒さえもすべて引き受けてくれることだろう
その前の晩は仕事が終わらなくて帰れず、椅子にもたれて仮眠をとった程度
シャワーを浴び畳の上に横になってから、気を失うまでに時間はかからなかった
無意識のうち、寝返りでもうったのだろうか
目覚めたとき、うつぶせになっていた
そのときにふと感じた重力
なんだろう、この感覚
床に寝ころぶというよりも、床に吸い付いているような
まるで全身の疲労を、その重力がぼくの身体からすべて引きはがしてくれているような
その重力がぼくの中の淀みのすべてを引き受けてくれているような。
目覚めたときにはその重力に抗うことができず、意識はあるものの身動きができない
ぼくの中にあったものを引き渡したその代償か
諦めてもう一度目をとじる その重みの中へとふたたび身をしずめる
こんどは身体を動かすことが出来る 身体を起こすことが出来る
気のせいかも知れないが、ずいぶんと身体が軽くなったようだ
昨日まで感じていた疲労感など、微塵も身体には残っていない
無意識の意識
生きているとつい、起きている時間―意識のある時間―ばかりに目がいってしまう
たしかにいろいろな活動が出来るその表の時間は、すべての活動を休止する裏の時間に支えられている
重力に身をあずける時間
睡眠とはただ寝れば良いというものではなく、
重力に逆らうことなく、それにすべてを任せて、そのなかへとしずむことなのかもしれない
ゆっくり、ゆっくりと
さすれば、かれがあなたの中にたまった毒さえもすべて引き受けてくれることだろう




